どうですこれ、まるでフランス映画の一シーンのようでしょ。・・・・・・・ここは恵比寿駅の東口に登ってゆく坂道、わずかに昔の石畳が残っているんです。かつては東京にもこのような石畳の道が随所にあった気がします。都電がいたるところに走っていた時代には、軌道が敷かれているところは四角い大きな石でしたが、回りはこの手の細かい石畳になっていました。これ(たぶん)戦前からあって、ヨーロッパからもたらされた技術なのでしょう。ただ水平垂直に方眼ならべるよりも、このアーチ状にならべるやり方が強度があるのでしょう、美しいです。・・・・・・・ここの百メーターほどの坂道にどうして石畳が残ったのでしょう?道の奥に見えるJRの駅ビル「アトレ」が出来て、恵比寿駅東口がちゃんと出来るまでは、要道からはずれた取り残された道だったからです。(だと思います。)そしてそれも残そうと思って残してあるのでなく「残ってしまった。」体なんです。そのワケは、ポラリの撮り方は石畳を主役にしているので(うまい!)分かりにくいですが、実は50%ぐらいが(歯抜けになって困ったのでしょう)見苦しくアスファルトで補修されているのです。残っているのも時間の問題かもしれません。