神楽坂のギャラリーに行きたいとヒロコが言いました。気になる陶芸家の展覧会をやっていたんです。‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥神楽坂界隈にはフランス人がたくさん住んでいると聞いたことがあります。日仏会館などもそばにあり、こぢんまりと日本的情緒の古い町並みがおフランス人の感性にフィットしたということでしょうか?ギャラリーは神楽坂の商店街から横道に入った住宅街にありました。‥‥‥‥‥‥‥‥ギャラリー内でヒロコが作家と話している間、外の小道でタバコを吸いながら、しばし佇んでいると、行き交う人の中に何組かの外国人を見いだしました。「確かに!」英語でもなく、ドイツ語でもなく、フランス語を話しているようでありました。(僕にだってそのくらいは解るのです。)‥‥‥‥‥‥‥‥ポラリはギャラリーのそばのお宅、アジサイがみごとに立ち枯れていたので、その前で、やや立ち枯れぎみの妻を、「コタンの袋小路にたたずむ老婆」というタイトルで撮影してみました。