ファーマーズテーブルはスタイリストだった妻・博子が企画し始めた生活雑貨の店です。僕は女房役(?)で手伝ってきました。開店当時から使っているカードの文章を引用してみましょう。『生活まわりの雑貨たちは、ウチでいっしょに暮らすものたちだから、気どったものやとんがったものより、気さくでやさしいものたちがいいわ。そんなことを妻がいいだして、夫が賛成しました。好きな人と、好きなものたちに囲まれて、ゆったりと暮らす。「ウチはやっぱりいいなぁ」と、いいたいものですね。妻はスタイリスト、夫はグラフィックデザイナー。すてきなものを見つけてきたり、気に入ったものを作ったり。ファーマーズテーブルは、そんな夫婦と仲間たちのつくるブランドです。新しい物、古い物、日本の物、外国の物、見つけてきた物、作った物。みんな「ゆったり、楽しい生活」のための雑貨たちなんです。』・・・こんな感じで始めて、もうじき20年が立ちます。20代だった博子も40代になり、途中でニューヨークで暮らしたり、子供が生まれたり、ファーマーズテーブルも二人といっしょに育ってきました。気に入っていた表参道の同潤会アパート(この場所で始めたから、今のファーマーズのトーンができたといっても過言ではないでしょう)も、再開発の話の決定した2000年の暮れ、引っ越しました。ラッキーな僕たち、前にもまして良い場所に移りました。雑貨店のほかにカフェまで併設しました。お店のくわしいことはファーマーズのサイトに跳んでいただくとして、女房役の僕の担当したファーマーズのグラフィックの一部を紹介します。


同潤会アパートに設置した看板
シール、グワッシュでお絵かきしました。

外看板は手作り、風雨にさらされて朽ちていきました。
この写真は4代目のもの。
オープニング告知のブローシャー、パジャマの女性は若き日の博子です。 オープニング直後に作った
オリジナルグッズ類。

98年まではカラーコピーで対応していました。99年度から印刷した冊子にグレードアップ、文字はすべて手書き写真も自分で撮りました。

最新版のカタログは版形を変更少しかっちりと仕上げました。このカタログの撮影はすべてデジタルカメラで撮ってみました。