オールドスパイス、B倍版のポスター

オールドスパイスのアフターシェイブローションは、おしゃれな60年代、70年代男子の必須アイテムでした。私もアイビールックにこの香りをまとったものです。アメリカ生まれのこの商品、赤い箱に白いピンキャップのボトル、現物を並べてスターアンドストライプスを表現しようと思い立ちました。映画の美術さんに大きな作り物を依頼、8×10の大型カメラで撮影しました。左から入っている手で全体の大きさがお分かりでしょう。合成ではありません。

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ポラコレのポスター

95年から全国を巡回した「ポラコレ展」、
その金沢展のポスター。
2種類作った。

ユネスコ世界遺産ポスター

日本グラフィックデザイナー協会主催の自主制作ポスター展が、時々行われている。この年のテーマは「世界遺産」。B全のポスターを作って僕も参加した。2百数十点の参加者がいた。東京展は銀座松屋で行われ、その後全国を巡回した。協会現会長の福田繁雄氏がこの内の20点ほどを選び、スロベニアのビエンナーレに出展した。ぼくのこのポスターもその中の入っていた。結果、金賞と特別賞をダブる受賞した。福田さんありがとう。ラッキー!

CDのポスター[SEEDS IN THE WATER/ミックスナッツ]

ミックスナッツはギタリストの西慎司氏とベースの山村哲也氏のデュオユニット。SEEDS IN THE WATER はその最初で最後のアルバム。ジャンルをクロスオーバーしたサウンド、曲想からミックスナッツというネーミングが選ばれた。このポスターはロンドン国際広告賞のファイナリスト賞をいただいた。

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ファーマーズテーブルのポスター

妻、博子の始めた生活雑貨の店「ファーマーズテーブル」も、この年10年目を迎えた。(いまではなんと18年を越えた。)その記念ということでオリジナルのポスターを作り、顧客にプレゼントするとともに店で販売した。ヴィシュアルは雑貨を撮ったぼくのポラロイド(ポラコレと呼んでいるぼくのアート。)このポスターは97年のGRAPHIS POSTER(米国のデザイン年鑑)と98年の年鑑日本の広告写真に掲載された。

ミュージカルのポスター[FOR FREEDOM]

橋爪貴明氏作・演出のミュージカルで、放送局が舞台になる劇。
銀座博品館劇場で公演された。
イラストレーターに三浦太郎氏を起用した。

ミュージカルのポスター[午前1時1分の始発電車]

前回よりシリーズ化された公演の第2作目。
こんどの劇はJR中央線の車中が舞台。
天王洲のスフィアホールで開かれた。
三浦氏のイラストが冴えている。

スモーキーロックフェスティバルのポスター

1980年代の初め頃だと思う、チャーのいたピンククラウドを中心に、ロックバンドを集めて、日比谷の野外音楽堂で行われたロックフェスティバルのポスター。チャーの名曲「スモーキー」にちなんで「スモーキー・ロックフェス」という名称になったので、ヴィジュアルは火山の噴火がいいなと思いつき、通信社を探し歩いて見つけた写真を使った。ちょっとレトロな写真であったのも気に入った。ちなみにロケ地はハワイ。

展覧会のポスター[武田秀雄の漫画展]

多摩美の同級生の友人、武田秀雄の個展が大英博物館で行われた。その時ロンドンの街に貼られたポスター。独特な個性と、あくの強さで日本国内ではなかなか決まらなかった彼の展覧会が、大英博物館のキュレーターの目にとまり実施された。国外での評価の方が高い作家である。周りの人は、彼のことをファインアーティストと見なすが、彼自身は自分のことを漫画家と規定している。武田は、本当に数少ない天才の一人だと思う。

ミュージカルのポスター[King of radish]

出演者がたった二人のミュージカル。スターとその付き人という設定。陰と陽だの二人だが、実は1人の人間という話らしい。スターを布施明、付き人を小野田安秀(米米クラブ)がやった。音楽をつのだ・ひろ氏が担当。陰と陽そして実は同一人物、そんな関係を一枚の紙にきりぬいたひとがたを90度に起こして、表現した。イラストは三浦太郎氏。写真は鹿釜氏。

演劇のポスター[ドラム一発!今宵限り]

研究所時代の友人、篠崎光正氏の主催する小劇団「電劇」の公演ポスター。メンコにしようと思い立ち、主役たちをまずスタジオ撮影、カラープリントを切り抜いて、描いたバックと紙上に糊で合成、調整をずらしたカラーコピーでとって厚紙に貼り込んだ。そのあと馬糞紙上にならべて撮影した。なんとアナログで行程の多い作業だったことか。でもこのポスター、気に入っている。撮影は、人物、メンコともに鹿釜氏。

ファーマーズカフェのポスター

妻、博子が18年前からやっている雑貨店「ファーマーズテーブル」、長年住み慣れた洞潤会アパートも再開発が決まり、一昨年暮れに引っ越した。今度の場所は、表参道からキャットストリートにちょっと入ったところ。2階で雑貨店、1階でカフェを始めた。このポスターはカフェの店内に貼るために作った。

Bスツールのポスター

なんにでも興味のある私、こんどはプロダクトデザインに挑戦してみたくなった。 こんな、ボタンの椅子があったら楽しいな、と、いま開発に取りかかっている。プレゼン用にミニチュアで作った椅子を写真に撮り、まずは、ポスターを作ってみた。現物の出来上がりが待ち遠しい。

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出版社「文芸社」のイメージポスター

文芸社は一般の出版の他に、自費出版を応援するセクションを
持っています。 チャンスが来るのを待っているのではなくて
能動的にアクションを起こそうってもんです。自費出版で
始めて、ベストセラー作家になった人もいるのだそうです。
このポスターシリーズではそんな成功例の方々を取り上げて
「あなたも本を出そう!」と、うながしています。
ad: m.ishikawa c: n.kobayashi p: t.muramatsu

ユースキンのビルボード【2007年度】

ユースキンのビルボードを担当させていただいて2回目。
前回は写真で表現しましたが、今回は僕のクレパスによる
イラストを 採用していただきました。自分の描いた絵が
3m×4mの大きさになりました。

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ユースキンのビルボード【2006年度】

ユースキンは日本のスキンクリームの定番商品、半世紀の歴史があります。我が社は10年ぐらい前まで、広告の仕事を手伝わせていただいていました。久しぶりのご依頼は長いこと使う「駅ビルボード」の企画デザインでした。50年の歴史に裏付けされた品質の良さをちょっとレトロなスライスオブライフとして表現しました。また、駅のホームで電車を待つ時間はヒマなものビルボードの(絵柄の)中でヒマつぶしが出来たら絵の中で散歩出来たら、なんて考えて作りました。ちなみに上のが品川駅、下が川崎駅です。(撮影場所は我が家なんです。)