あっぱれ讃岐

レストランやカフェで進出めざましいサンマルクが、
讃岐うどんのチェーン展開に着手した。2003年初頭に
新橋に1号店が誕生、その後破竹の勢いで増えている。
同年5月の時点で7店舗にまでなった。
ロゴは素朴な手作り感を表現するため木版画調にした。

うめ八

梅干しのセレクトショップだと、自社のことを
小磯専務は紹介した。うめ八は産地にくっついた梅干し
メーカーではない。その時本当においしい梅干しを
探してきて販売する梅干しの専門店。ネーミングの由来は
八王子で始めた梅干し屋という意味だが、マークを
作るにあたり、8個の梅干しを多色刷りの版画風に
描いてみた。よじれた紫蘇をそえて。

バツアートギャラリー

ファッションメーカー「バツ」の作った多目的スペースの
ロゴマーク。BA-TSU ART GALLERY の文字の並びをじっと
見つめていて、ばつ/三角/丸になることを発見した時は
「やったー!」という感じでうれしかった。
これは原宿、表参道をちょっと入った所にある。
界隈の消火栓看板はほとんどこのロゴ。

おおはし歯科医院

温泉地、湯河原にある歯科医院のロゴマーク。
英文表記のohhashi dental clinicの頭文字で
丸い要素が3つ並んだ。dの字は縦棒をアレンジして、
歯医者さんの使う、患者の口の中に入れて歯の裏を
チェックする鏡(名前を知らない)にして
歯医者さんであることを表現した。

居酒屋・白木屋

80年代の終わり頃だったと思う、東京、立川にできる
居酒屋さんのロゴ制作を依頼された。こんなに多店舗に
発展するとは、当時思ってもいなかった。

東ハト

90年代の半ばまで杉並にあった本社を、新宿の超高層ビルに
移した時、CIのリニューアルが行われた。我が社は日本語の
ロゴを担当した。(2003年現在は本社を池袋に移し、
新生東ハトとしてがんばっている。)

1995年世界体操選手権鯖江大会

96年アトランタオリンピックの日本代表選手の選考をかねた
体操の世界選手権が、福井県の鯖江で行われた。
僕の作ったシンボルマークが採用された。背景の赤い部分、
地球儀が世界、左半分が日の丸、選手の体の部分(筆書き)
は鯖江のSになっている。大会にはVIPとして呼ばれたが、
町中にこのマークがあふれていた。
とりわけメダルの図柄になったのがうれしかった。

日米観光交流促進協議会

米国の商務省と、日本の運輸省が共同で実施した相互の
観光客増加のためのプロジェクトのシンボルマーク。
日の丸の赤い輪と星条旗の青い星を、知恵の輪のように
チェーンにしてみた。

岩國育英財団

セブンイレブンの創始者のひとり岩國さんが、私財を投じて
設立した育英財団。十数年前、岩國さんとミーティングを
重ねて作った。マークは、お日様の下で「あすなろ」の木が
育っていく様を表している。そしてそれは岩國の頭文字-iに
なっている。十年過ぎてすばらしい人材が
輩出されているときく。

サンケアネット

介護サービスの会社のロゴマーク。クライアントの希望で
「ひまわりの花」をモチーフに作ってほしいと依頼された。
ひまわりをオレンジに黄色の同心円で表現した。

サウンド・アライブ

江戸屋の経営する録音スタジオのロゴマーク。ロック系
のミュージシャンがおもなお客様。世田谷、深沢の住宅街に
位置する居心地のの良いスタジオ。

和広アドバタイジングエージェンシー

この広告代理店は、ピーアール和広とプランニング和広
という2つの顔を持つ会社。そこでマークはWを2つダブらせてみた。また左から右へだんだん太く、
発展していくように気を込めた。

アフラックペアレンツハウス

小児ガンなどの治療で、地方から首都圏の病院に来なければ
ならない家族のための宿泊設備を、アフラックが
提供している。企業の社会還元事業のひとつ。

イーストウッドカントリー倶楽部

バブルの時代にいくつかのゴルフ場のVIを手がけた。
これは栃木に住友商事が作ったコース。
日本には日本の倶楽部を、ということで、筆文字を使った。
ロバート・トレント・ジョーンズ氏の設計によるとても
素晴らしいコースだ。
マークは杉の木だが「東」という字にもなっている。

マオイゴルフリゾート

これも住友商事のゴルフコース。
(のちにテニスコートやプールなどの開発プランが
あったが、オープン以降の展開は知らない)
北海道の札幌郊外、千歳空港のそばに位置する。
素晴らしい環境の丘陵地帯だ。
ロバート・ボン・ヘギー氏による設計は難易度が高く、
かなりの上級者向け。マークはマオイの頭文字Mをモチーフにパノラマティックなスケール感を表現した。